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2011年4月

Amazonで『かばん屋の相続』が

 品切れになってます。
 文春さんに問い合わせたところ、いま増刷分の出来待ちで、書店さんからの返本もない状態とか。あちこちからかき集めてとりあえず40冊ほど出荷したとのことですので、在庫無し状態は間もなく(一時的にですが)解消されると思います。Amazonユーザーのみなさん、もう少し時間ください(できれば、リアル本屋さんで買ってあげて)。
 それにしてもこの本、Amazonの古本では、新刊にもかかわらず1640円~1650円で売りに出ていて、いったいどうなってるんでしょう。作者としては、よろこぶべきか憂うべきか、複雑な心境なのでした。

 ところで、日経WEB版新連載のご案内はこちら

 仕事場では、『幡ヶ谷行き迷宮バス』、書いてます。今回、最終回にするつもり。

日経WEB新連載『居眠り八角』

 日経WEB連載第一話『居眠り八角』の推敲が終わりました。WEBへのUPは、5月2日から。どうぞお楽しみに!
 というわけで、仕事場では本日から『幡ヶ谷行き迷宮バス』(小説トリッパー)です。だいたい100枚ぐらい。その後『ロスジェネの逆襲』(週刊ダイヤモンド)を何本か挟みつつ、『鋼のアリス』(小説新潮)。これは50枚ぐらいかな。そして、『ブラックバード』(別冊文藝春秋)の最終回を書き終わるのが来月15日頃。その後、ふたたび日経WEBへ戻ります。
 昨日は日経が一段落した後、お友だちの税理士先生おふたりと、久しぶりに「儘や」へ。飯蛸を甘辛く煮た鍋料理のチュクミがあるのは日本で、この店だけ。オススメですよ。

 

 

お祭りのお手伝い&『ロスジェネの逆襲』

 毎年お手伝いしている故郷のお祭りへ。
 土日の二日間。何百年も前から続いている祭りなので、段取りはなにしろゆっくり。そのゆっくりさ加減が、本当に疲れます。
 朝7時に集合して山車を出し、笛太鼓の先導で出発。30分ぐらい進んだところの、田んぼ真ん中で休憩。またさらに、折り返し地点まで行き、他の集落のだんじりが来るまで休憩。少し動いては止まり、また動いては止まる。ようやく昼前に神社の前に到着して、いよいよ文化財になっている糸切りからくりを奉納。山車は全部で6台あって、だいたい一台20分。さらに、もうひとつ別の神社の前で同じように。風情はあるけど、やる側に必要なのは体力というより忍耐力かなあ。でも、いいお祭りですよ。
 帰宅後、『ロスジェネの逆襲』を書き始め、15枚ほど。今夜、東京に戻ります。

新規連載準備中と乱歩賞応募の注意事項

 日経WEBで始める新規連載の〆切りがそろそろ。いま話を練っているところです。まだ書けない。

 こころのところ仕事場には、某社から送られてきたひと抱えもある資料のほか、乱歩賞本選に残った原稿のコピーが5本(これもひと抱えある)、山積みになってます。
 乱歩賞の本選は5月16日で、予備選に引き続き、司会は私。自分も通ってきた道だから懐かしい思いと、ここからいい作家で出ればいいなあ、という期待と半々です。
 今年はどうしたか知らないけど、乱歩賞の予備選が終わると、最終選考に残った人には電話連絡じゃなく、速達で封書が送られてきます。
 それが届いたときには、本当にうれしかったなあ。
 それから選考会までの一ヶ月は本当にドキドキしながら待ってました。
 まあ、それはさておき――。

 送られてきた応募原稿をぱらぱらと見ていて気づいたんだけど、応募形式を間違えてるひとがいますね。
 乱歩賞の応募既定によると、一枚目にタイトル明記で、氏名(筆名)、住所などは別紙で付けることになってるはず。原稿の一枚目に、タイトルだけじゃなく、氏名まで入れてるひとがいました。
 実は予備選で落選した作品にも、そういうのが何本かあったようです(ただし、名前が書いてあるという理由で落選することはありません。念のため)。
 正しくは、原稿の一枚目に、タイトルだけを書きます。氏名(筆名)は入れない。
 タイトルだけで一枚使ってもいいし、一行目にタイトルを入れて、そのまま二行目から書いてあってもいい(もちろん、オススメは前者ですが)。
 応募した原稿はそのまま予備選委員に割り振られます。原稿に名前を入れないのは、「ああ、この人は去年のあの人か」とか、「この人は他でも書いてるプロだな」とか、作品の内容以外でバイアスがかかるのを避けるためなんですね。
 来年は乱歩賞を狙おうというみなさん、規定はよく読んで応募しましょう(来年、ぼくが司会をやるかどうかはわからないけど)。

 

 
 
 

『シャイロックの子供たち』@今日の朝日新聞「be」

 「「再読」こんな時こんな本」というコーナーで、記者さんが『シャイロックの子供たち』を推薦してくださいました。ありがとう! 実は、すごく気に入ってる作品なんですよ。

 

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新刊のご案内『かばん屋の相続』(文春文庫)

 「オール読物」に掲載された短編集を集めたものです。
 初の文庫オリジナル。本日発売。

 

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『鋼のアリス』、乱歩賞予備選考

 仕事場では、『鋼のアリス』第14回目の原稿を書いています。
 今月から来月にかけ、この後日経WEB新連載(タイトル未定)、『幡ヶ谷行き迷宮バス』、ふたたび『鋼のアリス』、『ブラックバード』。

 さてこのバタバタの中、昨日は予備選委員7名による第57回江戸川乱歩賞予選選考会が行われ、来月の本選に上げる候補作が決まりました。選ばれたみなさん、おめでとうございます。選考についての所感は、そのうち(気が向いたら)。

今日、そして明日。

 長く、ブログを書く気がしなかった。
 こんなところでお悔やみを述べたところで、ブログなんか所詮ブログでしかない。いまぼくがどんな言葉をここに書いたとしても、そんなものに意味はない。いまはただ、日本中のみんなが時間とともにこの状態にいて、絶望したり、悲しんだり、怒ったり、後悔したり、これからどうしようかと思い悩んだりするしかないのかも知れない。でも、いまここで感じたり考えたりすることは、きっと明日につながっていくと思う。そして、いつか前を向き、口を動かし、手を動かし、足を動かし、体を動かすとき、ぼくたちは未来を歩き始めているのでしょう。

 この震災で、文芸界にも様々な影響が出ています。
 紙不足、さらにインク不足。
 出版点数を絞り、出版延期になる本も出はじめました。
 ただ、なぜか〆切りだけは変更にならない。不思議です。
 今月は、『鋼のアリス』を書き、『ロスジェネの逆襲』を書き、その後、日経WEBで予定している新連載を書きます。それと同時に、新刊の準備も進めています。
 こうした執筆を、日々伝えられる震災のニュースを見ながら、どこかに忘れ物をしたような、落ち着かない気持ちの中で進めています。ぼくの小説が、どこかで被災者の方たちを勇気づけたり、元気にしたりすることがあればいいなと思いながら、書いています。

 
 

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連載

  • 『ぐりはま日記』
    「小説推理」
  • 『七つの会議』
    日本経済新聞WEB版
  • 『狂咲舞の事件ファイル』
    「ニッキン」連載
  • 「日々、前進4打 ~近頃ゴルフを楽しむ作家の誌上ブログ~
    「ワッグル」(実業之日本社)隔月連載