« 2010年12月 | トップページ | 2011年2月 »

2011年1月

『ブラックバード』から『ロスジェネの逆襲』へ

 連載小説の〆切りを渡り歩いています。

 そんな中、「ワッグル」の取材で、千葉のスカイウェイCCってところへ行ってきました。
 ここはなかなか難しいコースですね。おまけに、インスタートの午前中はグリーンが凍結していて、グリーン面に乗せたボールは「カーン!」という音とともに全て奧のラフへ。おかげであわや100叩くところでした。あぶねー。鹿又さんがフィッティングしてくれたクラブがなければ、確実に3桁行ってましたわ。何度助けられたことか・・・。
 というわけで、本日は『ロスジェネの逆襲』(週刊ダイヤモンド)。いよいよ、半沢の反撃が始まりますよ。

「ブラックバード」第七回とか

 「別冊文藝春秋」で連載している『ブラックバード』も、いよいよ終盤に。夕方、とりあえず脱稿して編集部に送信。
 ぼくはあまり精緻なプロットは作らないので、物語の進め方は積み上げ方式なんだけど(つまり、書くときにそれまでの物語を踏まえた上で考えるということ)、こういう書き方をしているとその時々に発見や発明(もちろん、プロット上の)があっておもしろい。
 明日は大学時代のお友だちとゴルフで、体動かしてきます。月曜日は、某誌取材と『ロスジェネの逆襲』。

「週刊朝日」の後日談とか

 朝日新聞出版A君から電話があった。
 言い忘れたが定期送付リストに入れたからそっちにいった「週刊朝日」はそれだという。
 たしかに、それからしばらく後、新しい号が送られてきて謎は解けた。一件落着だ。それならそうと、はよ言ってくれ。
 だいたい「週刊朝日」は、電話の応対が悪い(←まったく関係のない話になってます)。
 電話をかけると、「はい」って男の声が出たことが何度かあって、これはかけ間違えたかと思い、「すみません、週刊朝日さんですか」と聞くと、「はい」って答えやがんの。
 電話応対もろくに出来ないような非常識な社員がエラソーに世の中の批判記事なんか書いてんじゃねえよ(とぼくはいいたい)。政治なんか語る前に、新社会人の常識研修にでも参加してきたほうがいいんじゃねえの。そんな編集部から突然送られてきたもんだから、「いったいこれはなんだ」と、こっちも疑いの目で見ちまうことになるんだ。オレ、ほんとにこんな雑誌で連載すんのかな。
 だけど、出版社のこういう首を傾げたくなるような対応は、「週刊朝日」だけじゃないんだよね。正直なところ、一冊本が書けるぐらい、一杯ある。
 たとえば何日か前、某大手出版社の編集者と名乗る人間から、このブログの受付アドレスにメールが来たんだけど、「自分が作った本を送りたいから、住所を教えてくれ」みたいなことが書いてあるわけだ。
 ところが、ぼくはその出版社の文芸誌でかれこれ一年近くも連載していて、そんなものこっちに聞く前に、編集部の担当に聞けばすくにわかることなんだよね。文芸担当に気兼ねしてるんなら支払い通知を発送してる経理に聞いたっていいじゃん。いったいどうなってんのかな。でもまあ本は楽しみにしてます。

 
 

謎の「週刊朝日」

 昨年暮れ近く、仕事場に「週刊朝日」が送られてきた。
 1月7・14合併号。
 作家という職業柄、ぼくのところにはいろんな雑誌が送られてくるのだが、「週刊朝日」が送られてきたのは初めて。「送りますから」とか、そういう話もない。
 まあそれはいいとして、突如送られてきた「週刊朝日」が入っていた封筒の宛名は手書きで、裏返してみても差出人の名前がなかった。しかも、筆跡はどう考えても朝日新聞出版の担当A君のミミズ文字ではなく、達筆で(A君すまぬ)、見覚えのない女性のもの。
 気になったので、ぼくの記事でも載せてあるのかなと思って目を通してみたが、そんな記事はどこにも、もちろん書評欄にもなかった。そもそも、読んでもらいたい掲載記事があって雑誌が送られてくる場合には、該当ページに付箋が貼り付けてあるのがフツーなので、それがないこと自体、ちょっと違うわけである。
 そういえば、同誌で連載してくれという話が以前からあるから、この号から編集部の送付リストに登録されたのかなと考えてみたものの、その後、新たな「週刊朝日」は送られてはこなかった。この号だけが送られてきたのだ。
 いったい、この「週刊朝日」は何故に送られてきたのか? ついに理由はわからないまま、年が明けた。いっそ担当のA君に聞けばわかるかも知れないが、「それはそうと、連載、考えてよ」といわれるのもちょっとなんなので、電話はしていない。
 ちなみにウチに届く郵便物で、いつも謎なのは、「ランティエ」という雑誌である。
 この雑誌は、なんの変哲もない茶封筒に、差出人の名前もなく、宛名だけが手書きされて送られてくる。不気味だ。いつも、「なんだこれ」と思って開けると、一枚の送付状もなく、「ランティエ」が入っている。ぼくはいままで同誌で書いたことは一度もなく、どんな人が編集しているのかも知らない。普通、封筒の裏に出版社か編集部の名前ぐらい書くかハンコを捺すだろうに(いや、そもそも一般的には、その雑誌専用の封筒で送付されてくる)、そういうものは一切ない。ただありふれた茶封筒に入れて送られてくる雑誌というは、それを送る人のことを考えるとちょっとオソロシク、ありふれているようでありふれていない。その人は、これでいいと思っているわけだから、たぶんぼくとは別次元の世界に生きている人に違いない。
 ところで、「週刊朝日」の話から随分脱線するが、ぼくの仕事場が神宮前から一番町に越してすでに半年が経過しているにもかかわらず、いまだに住所変更できていない出版社が何社かあるのもおもしろい。
 新住所は付き合いのある全社に通知してあるが、こうしたところに、その会社の実態が透けてみえる気がする。ところが、もともと疎遠で、あえて知らせていないのに、新住所で届きはじめた雑誌もあって、それはそれで結構コワイのであった。

日テレで「箱根駅伝」を取材

 3日、箱根駅伝の取材で日テレへ行ってきました。
 ちょうどレースは9区で、早稲田の八木勇樹クンが首位を走っている頃。
 待っていると、迎えに出てこられたのは、な、なんと新井直彦チーフプロデューサー! 
 ぼくの取材の相手をしていただけるのはうれしいけど、レース終盤、日本中の箱根ファンがレースに釘付けになっているこの時間に大丈夫なのだろうかと、恐縮したり心配になったり・・・・。
 新井さんに最初に案内していただいたのは、まずスタジオでした。解説者やゲスト、アナウンサーが並ぶひな壇と、そしてテレビの画面には映らない場所では、大学陸上部のスタッフたちが大勢立ち働いて、各区間のタイムを取っています。

 次に新井さんが向かったのは、スタジオを出たところにある螺旋階段。暗いスタジオに、直径二メートルほどの円筒形の階段が切られていまして、鉄板を踏み締めて降りていきます。
 位置関係からいうと、スタジオの床の下になると思うんですが、そこがサブコン(副調整室)、番組放送の心臓部なのでした。
 スイッチャー卓の中央で、前方にずらりと並ぶモニタをみながら指示を出しているのが総合ディレクター木戸さん。照明を落とした空間に、スイッチャー、AD、タイムキーパー、スタッフがずらりと並び、その後列の卓にプロデューサーの橋本さんたちが並んでいます。木戸総合ディレクターの指示で画面が切り替えられ、たすきリレー、首位争い、シード権争いなど、視聴者が見たい場面を逃さないよう全神経を集中して番組が作られていく、まさに放送の舞台裏。
 横の部屋には音声さんたち、背後にはテロップなどの画面表示担当のスタッフ、そして電話連絡網を管理する技術の方たち。
 さらに広告代理店の方たちも含めると、サブコン内だけでも100人近い人たちが番組を支えるために詰めていました。ちなみに今回の箱根駅伝スタッフは、総勢950人の大所帯だそうです。
 それにしても――。
 この番組制作に必要なのは、培ってきたノウハウもあるのでしょうが、それだけではなく、箱根駅伝に対する愛情、スポーツ番組に対する情熱なんですね。つきっきりで説明していただいた新井チーフプロデューサーからは、箱根駅伝に対する熱い気持ちがひしひしと伝わってきました。
 忙しい中、取材に協力していただいた日テレの皆さん、新井チーフプロデューサー、本当にありがとうございました。
 箱根駅伝が好きな人も、また企業小説が好きな人も楽しめる、読んだ後は箱根駅伝がもっと好きになる、そんな小説にしたいと思います。
 連載は、講談社「INPOCKET」。今後さらに取材を進め、できるだけ早く連載開始したいなあ。時期が決まったら、またここでご報告します。みなさん、お楽しみに!

 

新しい年になりました&朝日新聞企画記事

明けましておめでとうございます。

今年の予定は――

[新刊予定]
『仏蘭西ノオト』(早川書房) 1913年のパリと現代がクロスオーバーするミステリです。
『ルーズヴェルト・ゲーム』(講談社) 社会人野球をテーマにした企業&スポーツ小説。
『アキラとあきら』(徳間書店) ふたりの少年が成長し、銀行に入って様々な試練と闘う半生記。
『ようこそ、わが家へ』(小学館) 現代ホラーといったらいいのかな・・・。

[文庫]
『鉄の骨』(講談社文庫) 早くも文庫化です。
『(タイトル未定)』(文春文庫) 企業・金融ミステリの短編集。

[新連載]
『(タイトル未定)』日経新聞WEB版で5月から
『タスキをつなげ(仮)』(講談社「IN☆POCKET」) 箱根駅伝を初めて中継した男達のドラマ!
 その他、いま連載中のものが終了次第、「オール読物」「野性時代」で連載がスタートするかも・・・。

 さて、ここでお知らせ。
 本日の朝日新聞朝刊「生活」面の「長編小説 私も書きたい!」で小説執筆の簡単なノウハウについて語っています。

 本日の仕事場は、『鋼のアリス』。明日明後日と取材が入っているために、今日中に20枚以上書かないと〆切りに間に合わない・・・・。元旦からすでに追い込まれています。

« 2010年12月 | トップページ | 2011年2月 »

連載

  • 『ぐりはま日記』
    「小説推理」
  • 『七つの会議』
    日本経済新聞WEB版
  • 『狂咲舞の事件ファイル』
    「ニッキン」連載
  • 「日々、前進4打 ~近頃ゴルフを楽しむ作家の誌上ブログ~
    「ワッグル」(実業之日本社)隔月連載