駅売店でトラブル
推理作家協会の総会の帰り道、JRから小田急に乗り換えた。
改札を入るとき表示されたPASMOの残高は、950円。カードをかざしたとき、他人から見える状態で残高が表示されるのは問題だと思うのだが、相変わらず改善されないままだ。
ま、それはともかく。
発車まで時間があったので、駅構内の売店に立ち寄って雑誌を買う。
350円。
傘も小脇に抱えていて、バッグから小銭を出すのが面倒だったので、PASMOで決済。店の外に出た。
ホームに向かって歩き出し、十メートルほどいったところでふと立ち止まる。
あれ、いまのなんかおかしくないかな?
PASMOを端末にかざしたときのカード残高だ。たしか、1600円と表示されていた。
実は私のPASMOはオートチャージになっていて、残高が1000円を切ると3000円がクレジット会社から自動的に加算される。
つまり、小田急の改札を入った段階で残高950円だったということは、直後に3000円自動チャージされ、3950円の残高になっていなければおかしい。
売店で雑誌を買った代金が正しく引き落とされたのなら、端末に表示される残高は3600円じゃないと合わない。つまり、2000円少ないわけ。
で、売店に引き返し、「いまの残高、ちょっとおかしいと思うんだけど、調べてくれませんか」と申し入れたところ、オバサンひとりでは対応できず、マネージャーらしき女性まで出てきて端末に残った印字メモをひっくり返す騒ぎに発展。
するとやはり、350円の雑誌代が、2350円で引き落とされていた。現金で2000円を返してもらい、とりあえず解決。ひっきりなしに客が来る売店で、レジを止めてるわけだから、他のお客さんにとってはかなり迷惑だったに違いない。
しかし、なぜこんなミスが起きるのか?
PASMOの端末は、購入金額を売店の店員が入力する仕組み。つまりそこで誤入力すると、そのまま引き落とされてしまうわけ。
だけどこれはあぶない。
私は以前銀行にいて、手作業のいい加減かはイヤというほど見てきた。スピードと正確性ではトップクラスの銀行員だってときどき間違うのに、こんなバタバタした売店で、おそらくはたいしたトレーニングも積んでいない店員が入力した金額が全て正しいなんてことはあり得ない。人間である以上、絶対に間違う。
私の想像では、駅売店の端末入力はミスの山だと思う。なのに、酔っぱらっていたり、発車時間を気にして慌てている客は、一瞬だけ表示される残高なんかあまり気にしない。
悪意の店員なら、店の売上げを伸ばすために、慌てている客や酔客相手に、わざと間違った代金を引き落とそうとするかも知れない。
あなたが売店で買った150円のお茶、実は1500円で買わされたのに気づかなかっただけかもしれない。
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